近年のアタシはロングヘアー。年頃の女子は「いつ結婚するかわからへんし、一応伸ばしとくねん♪」と万が一の時に備えて伸ばしギミー。アタシもそんな女子の一人だったのかもしれないな。アレンジが楽しくて長い髪をキープしてたら過去最長の腰まで伸びてしまったのだ。もう、ええわいな。と切ることにした・・・。理由は長い髪が抜けた時の処理ですの!風呂に入って髪を洗っても自分のカラダにまとわりつくロン毛ちゃん、アナタってばシャワーのパワーでは流れ落ちてくれずさらに排水溝に溜まりすぎじゃない!?コロコロでカーペット掃除してもアナタ、何重にもくるくるするもんだからうまくコロコロの新しい面がカットできないじゃないのよ!!
ってな事で久しぶりに美容院へ行くのだ。アタシは今一人でやってるからカットするにもお客さんになります。スタッフにカットしてもらえませんから。そして悩んだー。どこの美容院へゆくべきか・・・。
選び抜いた気になるお店へ予約した。前日、ドキドキしたのね。「どんなんにしよっか。」「誰が切ってくれはるんやろ。」普通のお客さんの気持ちでした。そして当日ワクワクしながらお店へ行って注文です。「好きにしてください。ベリーショートでもいいですよ。」アタシよりも4つ下の女のスタイリストさんは困ってはりました。なんせ腰まであった毛を好きに切るなんて、モッタイナイ!って。結局は好みの髪型やなんかを自分で注文してましたけど。
そして私はばっさりしました。スッキリで気に入ってますのよ。久しぶりだったからパーマカラートリートメントヘッドスパのスペシャルなお客さんをして6時間もいてしまい、そして奮発したのであります。さらに、自分を偽るのが楽しかった。美容師である以上、店の内装から始まりスタッフの動きや、使ってる薬剤、皆の仕事振りが気になって仕方なく見てる目線が違ってきちゃうのね。
その日の私は「主婦」になりました。
「お仕事されてないんですか?」
『はい。専業主婦ですんで。』
「お昼間とか暇じゃないですか?」
『お散歩したり、ランチに行ったり、ジムに通ってます!』
「子供さんは作らないんですか~?」
『旅行とかしたいからまだいいでーっす!!』
って。
どこかで憧れてるカタチを演じてみました。演じれたかどうかはわかんないけど、楽しかった♪
アタシ思い出したんだ。何で美容師になろうかって思ったのってば自分がお客さんでカットに行くのがすごく楽しくて好きだったからだー!